”夢を追いかける”ってこと

イーサン・ホークって言ったらやっぱ思い出すのがそう「リアリティ・バイツ」だよなあ。あとは「恋人までの距離」っていう映画もよかったな。ってそれしか見たことないってだけだけどね。カッコいい役者さんだね。そんなイーサン・ホークが監督に始めて挑戦した映画がこのチェルシー・ホテル
この映画も、サントラで知ったのだけどサントラを買ったのは別にイーサン・ホークが気になったからではなくて、WILCOのJeff Tweedyが手がけていたから。
さて、映画のほうはストーリーとしてははっきりとしたものではないのですがその雰囲気とざらついた感じの映像がいい感じでそれが僕はすごく好き。
チェルシー・ホテルとは実際にニューヨークにあるホテルの名前で数々のさまざまなアーティストたちが利用した有名なホテルらしい。映画の中でも様々な夢を描く人々がこのホテルで暮らしていてその人々の生活を映し出しています。映画の冒頭では破滅的な結末をいきなり映し出したりする。夢を追い求めることで自分を追い詰めていく人たち。僕はこんな風に生きていくことはできないと思うけど、でもこういうのって僕はバカにしたくないと思ったりする。あきらめとか、妥協とか、そういうのって別に悪いことじゃないって思うけど、それを受け入れることができないで夢を追い求める人たち、なんだか分からずせつなさが押し寄せる。
ミュージシャンを夢見る青年が歌うTHE LONELY 1という歌がとてもいい感じでした。あと、ジミー・スコットというベテランのジャズ・シンガージョン・レノンのカバー「ジェラス・ガイ」はオリジナルとは全く趣が違って渋い。
傷つけるつもりはなかったのさ。
             僕はちょっと嫉妬しただけなんだ。
イーサン・ホークなかなかやるじゃないか

Chelsea Walls

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チェルシーホテル [DVD]

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