きょうのできごと

柴崎友香 著 「きょうのできごと
という文庫本を買って読んでいたら面白くてあっとゆう間に読み終えていた。

妻夫木聡さんと田中麗奈さんが文庫本の表紙だし、映画館で何度か予告編を見た記憶があって映画化されているのは知っていた。本を読み終えて、映画も見てみなくちゃって勝手に思って、終電の電車で自分の駅よりひとつ先の駅まで行ってレンタルビデオ屋さんへ行った。家の最寄り駅にはレンタルビデオ屋さんがなくて、ひとつ先の駅まで行かなくちゃならない。車を手放してから、レンタルビデオで映画を見ることがすっかりと減っていて、車があるといいとたまに思い、でもやっぱりいらないって思って、もっと自転車に乗ろうと考えたりする。

家に帰ってビデオを再生したら知らないうちに寝ていて、朝起きるとテレビの画面は青色で照明がつけっ放しだった。朝あらためて、ビデオを再生しその映画を眺めていた。

なんとなく関係ない方向に行きましたが、「きょうのできごと」は大学生くらいの人たちの会話をもとに何人かが章毎にそれぞれの思っている感情を交えて語られていきます。言ってみれば今もどこかで繰り広げられているだろう普通に存在しそうな一日の出来事です。映画を見ていたら、小説での登場人物のイメージがふっと浮かんできたり、やっぱ少し違うって思ったりそれはそれで面白い感じだ。小説では会話だけじゃなくその感情まで読み取れたりするけれど、映画でそんなナレーションを入れたら台無しだと思うし、だから少し違って思える部分があってもおかしいことはないと思う。ただ、小説を読んでから映画を見て良かったと個人的に思いました。

かわちとちよの動物園のシーンが小説でも映画でも好きで、映画で付け加えられている最後のふたりのシーンもなんか良かったんだ。
 
それは僕がちよ役の池脇千鶴さんみたいな雰囲気の女の子がいいなって思うからってことだったりすることもひとつの理由だろうなぁ。

きょうのできごと (河出文庫)

きょうのできごと (河出文庫)