Nickel Creek

ついに手に入れました。Nickel Creekのニューアルバム。2002年に自分のホームページで勝手に今年見つけた期待の新人バンド第1位にしていたのですが、この3枚目のアルバムはその期待を裏切ることのないすばらしいものでした。アメリカはカリフォルニア州サンディエゴデ結成されたギターのショーンとフィドルのサラのワトキンス兄妹とマンドリンのクリス・シーリーによる3人組のブルーグラスバンド。はじまりはブルーグラスといった音楽であったにしろ、この表情豊かな音楽はいろいろな音楽が好きな人たちにアピールできるものだと思います。3人とも子供の頃からプロとしてそれぞれの楽器の演奏を続けているだけあって、インストだけでもすばらしく、インストのみの曲も僕は好きですが、このアルバムを聴いてボーカルの入った歌のすばらしさとソングライティングの充実ぶりには特に耳を奪われました。3人ともボーカルをとっていて3人ともすばらしい歌とコーラスを聴かせてくれるんだな。「Can't Complain」などの一番リードボーカルをとっているクリスのエモーショナルな感じが特に目立っているのですが、僕のベストソングは1曲しかリードボーカルをとっていないショーンによる「Somebody More Like You」だったりします。またサラの歌うボブ・ディランのカバー「Tomorrow is a Long Time」なんかはとても優しく暖かく響いています。この曲、ボブ・ディランの原曲で聴いたことないんですけどね。

やっぱり僕が心を奪われるような音楽の要素を完璧なくらい捉えているパーフェクトな感じなグループです。とてもすばらしいアルバムで僕はなんだかとてもうれしいなぁ。

Why Should the Fire Die

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