しゃぼんだま、とんだ


7月16日 くもり
せっかくの休みだけど、めんどうくさいことがあってだいぶ時間がとられてしまったのだ。ずっと前からクラムボン日比谷野外音楽堂のライブを楽しみにしていたのに、開演時間の5時をちょっと過ぎてようやく開放されたので急いで電車に乗り継いで、早足で会場まで向かったら、日比谷公園に入るところの入り口で、スーパーバタードッグの「外出中」の演奏中だった。やっぱり、始まっている、そりゃそうだ、もうじき5時40分。ああ、どんなふうに登場したんだろう。どんな曲から始まって、すでに演奏された曲は何だったんだろう。あっ、焼きそばのにおい、そういえばお昼食べる時間なかったんだ、おなかペコペコだ。会場に入る前に、焼きそばとビールを注文した。「新しいのおいしいのすぐ作るから、待っててね。」って作り置きのをさしおいて、豪快に焼き出したので、会場から漏れてくる音楽に気をとられながら待っていて、出来上がりをパックにつめてくれているけれど、パックの3倍ぐらいの量を無理やり詰め込んでた。サービスか?会場に入ってビールを開けて、一口飲んで、焼きそばを開いてほおばって、おいしいなぁって思って、ああ、立見席しか取れなかったから、ステージは遠いなあ、人の頭の間からしか見れないもんな、でも、野音の雰囲気ってやっぱり好きだなって思って、そしたら、波の音がしてきて、「波よせて」だよ、small circle of frienndsの東さんとさつきさんがゲストで登場した。small circle of frienndsのライブも何年か前に行ったことがあって、ちょっと懐かしく思う。そういえば、クラムボンも久しぶりに見るんだけど、基本的には3人のメンバーのみでサポートなしの編制だけれど、それで十分、無駄もない、怖いものない、そんな音楽だ。本当に最高だなあ。この日はカバーアルバムの発売後のツアーだったから、カバーアルバムからの曲をたくさんやっていた。岡村靖幸さんは僕もむかしよく聴いていたけれど、「カルアミルク」ってクラムボンにぴったりだな。「ナイトクルージング」はこの野音フィッシュマンズの演奏で何度聴いたことだろう。クラムボンの「ナイトクルージング」は初めてだったけれど、野音でこの曲の雰囲気はやっぱり、空気の中に溶けてしまいそうだった。アンコール、ハナレグミ永積タカシさんがゲストで登場、ポラリスオオヤユウスケさんもマラカス持って登場、永積タカシさんのギターカッティング、これってもしやって思ったら東京No.1ソウルセットのビッケが登場し予想外のカバーを披露してくれた。野音ソウルセット聴くのも懐かしい気分だった。THE BANDの「I Shall Be Released」もとてもいい雰囲気で、3番目のソロで歌った永積タカシさんのボーカルが始まったとき思わずゾクッとしたんだけれど、ハナレグミはすばらしいボーカリストだなぁとあらためて思った。もっと、クラムボンのオリジナルも聴きたかったけれど、便箋歌を久しぶりに聴けてこれやっぱり好きだよなって思った。2回目のアンコール、何やらクラムボンの3人が客席の中央で真心ブラザーズの「サマーヌード」を演奏しだしたようだけど、立見席からはまったく姿が確認できず、まあでも、なんだかいい雰囲気で、やっぱり心地よい音楽を届けてくれるバンドでいいなあ。
会場ではしゃぼんだまを配られていたので、たくさんの人たちがしゃぼんだまを飛ばす。
僕も負けじと・・・・
しゃぼんだま、とんだ!

クラムボン 日比谷野外音楽堂 [DVD]

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