阪急電車に乗って


7月21日の朝、 雨空の大阪。2件の用事を済まして夕方、雨がすっかり上がって気温上昇、あっつい。都合がよく用事が入ったものだ。とても見たいものが見れることになったのです。高鳴る気持ちを抑えて、梅田駅の阪急電車の乗り場を目指して、電車を眺め、ああ、阪急電車には何年か前に神戸を旅行したときに乗った記憶があるけれど、そのときの記憶のまんま、なんだか車両が鉄の塊って重量感を感じさせてくれる、そんな、とても電車らしい電車でいい感じだと思うのでした。その電車に乗り込んで、そして、三ノ宮の駅を降りて、少し、街を歩くと、ガード下の商店街の雰囲気、ごっちゃごちゃだったけど、でもゆっくり散策してみたい気分で、時間がなくて残念だった。いつかまた訪れたい。

田辺マモルとラボ・リボルバー

曽我部恵一
三ノ宮のライブハウスに中村ジョー田辺マモルとラボ・リボルバー、そして、曽我部恵一のスリーマン・ライブを見に行った。田辺マモルさんのライブは去年の12月以来だ。行ったことのない場所なので探りながら歩いて会場の近くにたどり着くと、ライブハウスの斜め向かいの通りから田辺マモルさんが歩いてきて目が合った。「こんにちは。」と声をかけたら、「わざわざありがとうございます。では後で。」と田辺さんはラボ・リボルバーのメンバーと歩いていきました。田辺マモルとラボ・リボルバーは4月の発売したライブアルバム「うたとバイオリン」からの曲を中心としたライブでした。「ゴールドコースト」や「永遠の光」はやっぱり名曲だと思います。MCもいつものようにたんたんとしながら、ちゃんと笑いを押さえたいつもの感じで、僕は相変わらず笑ってしまうのでした。最後に歌ったのは「好きだっちゅうねん」で、ラボ・リボルバーによる演奏のバージョンはなんだかかっこよかった。田辺マモルとラボ・リボルバーはなんだか、WILCOとかも連想させる感じで、バイオリンの味付けもやっぱり僕好みでとってもいいよなあってあらためて思ったりしました。田辺さんは今年ずっと、レコーディングをしているらしいけれど、アルバム早く出るといいなあ。楽しみだなあ。
この日のライブのトリは曽我部恵一さんだった。僕はサニーデイ・サービスのときからずっと聴いているけれど、初めてライブを見ることになった。この日は一人での弾き語りだったのだけれど、すごかった、ほっておいたら、みんなを楽しませようと、ずっと歌っているんだ。何よりも、自分自身が楽しんでいるんだってそんな雰囲気が強く届けられて、聴いているほうが楽しめるのはそんな姿勢によるものだと思ったのです。すごい。本当にとにかくすごい人だった。それにヒット曲も多いし、やっぱりいい歌を書いているんだよなって再認識。「コーヒーと恋愛」とか「baby blue」とか「いろんなことに夢中になったり」とか「星を見たかい?」とかね、僕は大好きだな。終演後に曽我部恵一バンドのライブ盤を買った。やっぱりすごくいい。
終演後に田辺さんに挨拶して帰ろうとしたら、いなかったのでライブハウスを出て少し歩いていると、田辺さんに声をかけられて、「曽我部さん、すごいですね。」ばかりを繰り返し言ってしまったのだけれど、そのあと「田辺さんもよかったです。」と言ったもののなんだか失礼だったかな。でも田辺さんはやっぱりとても良かったですよ。本当ですよ。

うたとバイオリン ライブ@ラ・カーニャ050918

うたとバイオリン ライブ@ラ・カーニャ050918

LIVE 曽我部恵一BAND

LIVE 曽我部恵一BAND