パリ日記 8月14日 曇り時々晴れ

8月13日17時、成田発−香港−パリ
8月14日早朝5時30分ごろパリの空港に着く。とても寒い。長袖を取り出して着込む。バスに乗ってパリ市内のオペラ地区まで行く。バスを降りて、出発直前にparisinfo で予約していたホテルまで歩いて向かう。ホテルのある通りSt-Denisまで15分ほどでたどりついた。住所の番号を見ながら探したが、ホテルが見つからない。ホテルのあるはずの住所が存在しないのでは?とあせる。あせりながら、おしっこがしたくて困る。しょうがないので近くにあったバーでエスプレッソを頼んでトイレを借りる。エスプレッソを飲んで落ち着いてからもう一度ホテルを探す。パリの住居番号の振り方は通りの片側ごとに奇数、偶数で分かれているのにやっと気づいた。それまでに結構な時間がかかった。ホテルの住居番号は偶数だったのだけど奇数側を見て歩いていたからホテルは見つからなかったのだ。それに気づくと簡単にホテルは見つかったので一安心だ。ホテルの入り口は閉まっていたのだけど、ちょうど出かける人がいたので鍵で扉を開けて入れてくれた。2階のレセプションに行くととても感じのいい人がボンジュールと声をかけてくれる。「ジュ・パル・アン・プティプ・フォンセ(フランス語はちょっとしかしゃべれません)」といった後、英語で大丈夫って聞くともちろんと答えてくれる。今日の予約を確認したら、まだ部屋が空いていないというので、荷物だけ置かせてもらって、早速パリの街に散歩に出かける。少し歩くと、オープンカフェでたくさんのジャムが置いてあってそれをパンに塗りながら食べている人たちを見かけてここで朝食を食べようと思う。まあ、まだ午前中だったが、飛行機でも食事を食べていたから、早めの昼食というところ。お店に入って席に座ると、お店の可愛らしい女の子が注文を取りに来たけど英語はダメって言うんだけど、ブレックファーストって押し切って困った顔されたけど、「オレンジジュース」「ウィ」「カフェ」「ノン、ティー」「クロワッサン」「ウィ」なんてやり取りして何とか期待していたものがちゃんと出てきた。何とかなるものだ。

クロワッサンやスライスされたパンにチョコレートやナッツやクリームやジャムを好きなだけ塗って食べた。なんのナッツかは分からないけれど、ナッツのペーストがとてもおいしかった。お茶はカモミールティーだったのだけどなんだかすっきりとした味わいだ。パンがとてもたくさんの量だったのでおなかいっぱいになった。

また歩き出し、セーヌ川の橋を渡ってシテ島へ。ノートルダム寺院にたどり着くとすごい行列だったけれど、並んで中へ入った。天井が高く光の差すステンドガラスなどに見とれてしまう。椅子に座ってしばらくボーっとしていた。

またセーヌ川の橋を渡ってポンピドゥー・センターに行った。広場でなぜか、モンゴルのホーミー楽団の演奏を聴くことになった。なんだか不思議な一定な発声と民族楽器との組み合わせが絶妙で感心する。しばらくそこで演奏を聴き続けた。ポンピドゥー・センターはいろいろ展示されているようだけど、構成を理解するのが面倒になって、1階にあった売店に入って絵葉書を見て気に入ったものを買っただけで展示は見なかった。

地下鉄の駅に向かい窓口で「アン・カルネ・シルブプレ」と10回の回数券を買う。地下鉄の構内に入ると音楽が聞こえる。その音楽のほうにたどり着くとバスキングの人たちがいる。付き人らしき女の人が帽子を持ってお金を入れるように要請するので2ユーロを渡す。好きに写真を取ってとか言うので楽団を写真を撮る。地下鉄の路線が分からなかったからその女の人に尋ねると快く教えてくれた。目的の駅モンパルナスの駅まで地下鉄に乗った。モンパルナスに着くと鉄道の駅まで歩いていき、インフォメーションで次の日に行こうと思っているモン・サン・ミッシェルまでの切符を買おうとする。往復で取ろうとしたら合計金額のユーロが足りなくて、換金しなければならないからとりあえず片道だけ買うことにした。また地下鉄に乗ってホテルの近くまで戻る。ホテルの近辺を少し歩き、割のよさそうな換金所を見つけユーロに取り替える。また少し歩くとスーパーがあって水500mlの6本パック、ワイン375ml、ヨーグルト2パック、トマトソースのペンネ、サンドイッチ、ポテトチップスを買う。


ホテルに戻ってチェックイン。1日30ユーロの安宿だけれど、なんだか不思議な雰囲気で気に入る。

部屋に入って荷物を整理。夕食はスーパーで買ったトマトソースのペンネ、サンドイッチ、ヨーグルト、ワイン。高級なレストランの食事はお金がかかるから我慢する。フランス語のメニューが分からないからめんどくさいというのも本音。でもトマトソースのペンネもしっかりした味付けで、ハムとチーズが挟まったサンドイッチも問題なくおいしくて、これも悪くないと思った。