パリ日記 8月18日 晴れ時々曇り

朝6時半に起きる。窓から空を見上げると青空だった。今日は日本に帰る日だから、荷物をまとめて部屋を出る。レセプションで部屋をもう空けておいたけど10時頃戻ってくるからここで荷物を預かってとお願いすると、快くOKしてくれる。
 
外に出ると青空と雲の感じがなんとなくアメリのシーンで出てくるような空模様だった。

地下鉄の回数券があと2枚残っていたのでとりあえず地下鉄に乗ってみる。あんまり遠くに行くのは不安だから、サン・ジェルマン・デ・プレの駅で降りた。サン・ジェルマン・デ・プレ教会にもう一度行ってろうそくに火を灯してお祈りをしてきた。
 
少し歩いてカフェに入って朝食をいただく。絞りたてのようなオレンジジュースがおいしい。クロワッサンもやっぱりおいしい。考えたらパリではほとんどパンばっかり食べていたなぁ。
 
地下鉄に乗ってホテルの近くまで帰って、近くのスーパーに買い物に行く。すっかりお気に入りとなったマロンとクリームのデザートを日本まで持ち帰ろうと買い込む。マロンと組み合わせてあるクリームはヨーグルトかチーズなのか良く分からないけれど、たぶんクリームチーズっぽい。缶詰売り場ではパッケージのかわいいバニラ風味らしいマロンペーストを見つけて、これも買い込む。

ホテルのレセプションに戻る。このスペースにはいろんな形の時計のオブジェがいっぱい置いてあって、面白いスペースだった。お世話になったお礼を言って、ホテルを出かける。
「メルシー、オヴァ」
オペラ地区のバス乗り場に歩いて向かう。あまったユーロがあったので途中のCD屋でシンガーソングライターのcamilleのライブアルバムとserge gainsbourgのアルバムを買う。バスに乗って空港へ、パリはとてもいいところだったなぁと名残惜しく感じる。空港のバス停がどこで降りたらいいか分からず、第2ターミナルで降りなければいけなかったのを第1ターミナルまで行ってしまう。バスの運転手が大丈夫って感じで第2ターミナルまで戻ってくれた。帰りの飛行機では香港のトランジットの際にパリからの飛行機にポケットに入れておいた小銭入れを落としたことに気づき、その飛行機まで戻ると、ちゃんと落し物として出てきて安心する。なんだか最後にドジばかりしてしまう。このときばかりは、ひとり旅でよかったねぇなんて思う。
パリの街から空港に行くあいだにipodで音楽を聴いていたんだけれど、たまたま流れ出した小沢健二の「恋ってやっぱり」って歌がジャズっぽいピアノの調べにのってなんだかパリの街に似合っているなあなんて思いました。そのあとに小沢健二の曲を続けて聴きました。「back to back」って歌ではアン・ドゥー・トロワってカウントをしていました。
”back to back 臆病なくせに アン・ドゥー・トロワ 無茶をする訳は
恥ずかしがりやでシャイ そんな自分が嫌だってこと
夜中のコーヒーを濃いblackにして 炎みたいなこんな時
夜中の通りを渡り 飛ぶだけ 炎みたいなこんな時
夜中のコーヒーを濃いblackにして 炎みたいなこんな時”

そして、8月19日 日本へ帰国