パリ、ジュテーム


なんとなく、けだるく家のなかでダラダラ過ごしていたのは曇り空の天気と少し強そうな風のせいです。それでも夜に外に出掛けました。雨は降っていませんでした。洗濯物は家の中に乾しました。今日で期限切れの定期券で新宿に行きました。
去年の夏に行ったパリの旅行中、確かサン・ジェルマン・デ・プレの地下鉄のホームだったけれど、パリ、ジュテームと書かれたガラスケースの中にたくさんの映画のシーンの写真が飾られていたんだけど、なんだろうこれ?パリが舞台の映画の特集写真展なのかな、なんて思って眺めていました。その写真の中のナタリー・ポートマンジュリエット・ビノシュには納得できたけれど、アメリカの映画監督コーエン兄弟の表記や個性派俳優のスティーヴ・ブシェミの写真やガス・ヴァン・サントなんかの表記にえっとそんなパリが舞台の映画なんてあったっけ?なんかパリっぽくないなぁと思ったのでした。あのとき見た写真の展示はパリ、ジュテームという18人の映画監督の5分間の作品を集めたオムニバス映画のものだったのを最近知ったのだけど、その映画が今上映されている新宿の映画館にレイトショーで見てきたんだ。たった5分間で物語を伝えるのはなかなか難しいことだと思うけれどなかなか楽しめました。コーエン監督の作品はスティーヴ・ブシェミが主演だったのだけど、中でも印象に残った作品でさすがと思った。ガス・ヴァン・サントの作品は多分ゲイの男の人が口説いてる話ぽいけど勘ぐり過ぎか。結婚前の男女がパリ旅行しててオスカー・ワイルドが出てくる話が一番好きだった。次はパントマイムのやつが好きかな。それから去年散歩したパリの街の景色や空気を思い出しました。5分間のポップソングならば世の中にたくさんあるけれど、エンディングのKings of convenienceなんかとも競演しているシンガーソングライターFAISTの歌も印象的だった。
新宿は雨が降り出したみたいだけど、さいたまに戻るとまだ雨は降ってません。

パリ、ジュテーム~オリジナル・サウンドトラック

パリ、ジュテーム~オリジナル・サウンドトラック

Let It Die

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