小春日和は秋の季語
昨日の帰り道に見上げた夜空が予言していたけれど、今日はやっぱり晴天でした。なにやら、昨日は東京で雪が降ったんだって人から聞いたよ。そりゃあ飛行機も遅れるわけだ。今日も少しだけ肌寒く感じました。桜の花の咲く場所を歩いてみました。花びらがだいぶ落ち始めていたから、今週いっぱいくらいで見ごろは過ぎちゃうかもね。足元をみるとたんぽぽが咲いていて、僕は桜よりたんぽぽが好きかもと思いました。
今日みたいな天気の春の日をちょっと前の僕ならつい小春日和なんて言ってしまうかもしれません。でも今の僕なら小春日和は秋の季語だって知っているんだ。だからどうってわけでもないけれど。野中柊さんという小説家がいます。僕は野中柊さんの小説のいくつかがとても好きです。「小春日和」という小説があってそれの中に小春日和とは秋の表現だと書いてあったのでした。小説はダンスに夢中になる小春ちゃんと日和ちゃんの双子の女の子の話です。「小春日和」というタイトルの小説は他にも金井美惠子さんが書いています。とてもユニークな小説でそれも僕は好きです。
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小春日和(インディアン・サマー) (河出文庫―文芸コレクション)
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