にょろにょろ〜

不在票が新聞受けに入っていて2週間前から受け取りができてなかった宅急便があって、この午前中は家にいると思ったから配達をお願いしていて、そんなことだったから家の呼び鈴が鳴ったものだから何の警戒もなくご苦労様です、なんてドアを開けて、荷物を持った男の人が立っているのをむかえてしまったら、その男は新聞の勧誘員で手荷物は新聞勧誘の餌であったのだ。「はいこれ、粗品だけどどうぞ。」「な、何ですか?いただく理由なんて無いですよ。」「お兄さん、新聞取ってないの。」「ええ、取ってませんよ。」「新聞取ってくれない、試しにでいいからさ。1ヶ月はただ、そんで3か月分、ね、よろしく。」「結構です!」「えっ、普通ねえ、ほら、お兄さんぐらいだったら新聞ぐらい読むもんでしょ。」「僕は読まないんです!」「えっ、そうなの。協力してよ。ねぇ、読むでしょ新聞普通...」バタン!男をドアから遠ざけて僕はドアを閉めたのだった。なんなんだよ、大人だったら新聞読まなきゃいけないのかい?義務なのかい?べつにいいじゃないか、読まなくたって。その後ちゃんと宅急便は受け取れた。中身は欲しくて注文していた絵皿だったよ。
自転車に乗って、シネコンへ映画を見に行った。自転車に乗っていたら偶然、近くに住む親戚のおじさんとおばさんが乗っている車とすれ違って、ちょうど信号待ちで、車の窓が開いて挨拶をして「元気?あっ元気だよね、そんな自転車乗って。」「はい、元気です。ちょっと出かけます。」「あーあそこね、新都心。」と出掛ける先はすぐ理解されてしまったらしい。
パッチギ!LOVE & PEACE」を見ました。頭突きってことらしいからあいかわらず、どつき合いのシーンとか血が流れまくっていて、そんなに血を流すシーンが無くてもいいのになって思ったんだけど、映画自体は楽しめた。僕はつい見てしまうことはあっていいと思うこともあるんだけれど相対的に見て戦争映画は苦手で積極的に見ないのだけれど、これは戦争映画を見るつもりで見たわけじゃないけれど、そういうこともストーリーには絡んでいて、それがどんな戦争映画より言いたいことがはっきりしていて気持ちいいと感じてそのことは正しいことだと強く思ったのだった。でも、前作のパッチギ!のほうがずっと好きだと思った。変に芸能界にありがちな恋愛沙汰イメージをまたインプットされてしまうようなものなんかより、前作のような憧れの女の子の気を惹くためにギターを持って歌をうたう青年のほうが見ていてずっと気分がいいと思うんだ。
家に一回帰ってから、電車で下北沢まで出かけた。京都のバンドははの気まぐれのライブを見に行くためだ。ははの気まぐれはちょっとした欧米のギターロックバンドなんかよりもずっと、ずっと、カッコいいギターロックを聴かせてくれる。本当だよ。今日はボーカルのちしょうさんがのどを壊していて、ベースの三宅さんがボーカルをしていたんだけど、それでもじゅうぶんカッコいいのだけれど、ははの気まぐれのライブは少しだけしか聴けなくて残念だったんだ。大好きな「あのこをちょうだい!!」とか「あの娘はだぁれ?」を聴きたかったな。でもサプライズなピンチヒッター双葉双一さんが登場して、なんと今年2度目の双葉さんのライブを見ることができた。おまけに双葉さんの3rdアルバムはははの気まぐれとの競演したフォークシンガーソングライターの双葉さん唯一のバンドによるもので発売当時よく聴いていて、ははの気まぐれとの競演ライブもその当時見ていて、その組み合わせのライブを思いかけず再び見ることになってとてもよかった。「ドラムレディー」「愛の伝染」「体は食卓 頭は雲の上」僕が好きだったうたばかりだ。「愛の伝染」の"あまりに好きすぎて!にょろにょろ にょろにょろ にょろにょろさ なんにもいえずににょろにょろさ"って歌詞が可笑しいんだけれど、すごいいい歌詞だよなって思うのです。対バンのアベジュリー(ex:デキシード・ザ・エモンズ)も何語か分からない日本語の言葉をロックな音楽に乗せていてそれは圧倒的な懐古的にも聴こえるロックな音像でカッコいいと思ったんだ。

ママレードパイのかわいい食事

ママレードパイのかわいい食事

あのこをちょうだい!!

あのこをちょうだい!!