あとちょっとだけ子供のままでいたいんだ

peanut_butter2007-07-30

土曜日、とても暑かった。昼間にサッカーやって勝った。そのあとビールを飲んだら、ぼーっとしちゃって、ここ一週間くらい風邪っぽいからそれもあって体がダラーって気が抜けちゃった感じ。ラーメン食べ行くってはりきっている中から残念だけど外れて家に帰った。わいわい賑わう駅や電車にはちらほら浴衣姿の女の子、ちらちら眺める。そんな花火の季節。家の近くでは蝉が凄い勢いで鳴いていた。今年初めて聞いた気がする。帰り道の空には満月よりは少しだけ欠けたでもまんまるな月の光、部屋の南向きの窓からも月が見えたからカーテン閉めないでその軌道を追ってみる。そしてテレビでサッカーを眺める。点が入らないでぱっとせず終わる。なんだよ、ダメじゃんって少し思ったけれど、昼間のサッカーではたくさんシュートを撃ったのに全部外した自分を思い出して、でもアシストはしたんだからって気をとりなおしたのだが考えたらゴール決めたのは自分じゃないのだから、僕はいつもきっと他力本願なのだった。それから久しぶりにチーズケーキを作った。満月みたいなまんまるなやつだ。日曜日、ハムパーティーのお誘いを受けて、絵描きのハヤスコさんのお家に行った。絵の報酬でもらったというギャートルズの骨付きの肉のようなハムの他に松の実やクルミやハーブで炒めた手づくり生パスタやバジルをあいだに挟んだ魚の包み焼や生ハムメロンや茄子の酢漬けなんかを美味しくいただいた。それから、赤ちゃんを泣かしたり、笑わせたり、いろんな会話が続いていた。突然の大雨や雷がやって来て、これじゃあここから動けないやって思ったけれど、ちょっとしたら小雨になって窓の外の庭を雨宿りしていた猫が通り過ぎて行った。チーズケーキは好評だったと思う。今から自慢のチーズケーキを出すいろんな音楽を聴ける喫茶店を始めます。(ウソ)ハムパーティーを途中で失礼して招待してもらった「ヨージクとわんだ演奏会」に行った。ちょっと遅れちゃって、階段をのぼって行く途中に聞こえてきたヨージクさんの歌声はたぶんTHE BEATLESの歌で僕が二番目くらいに好きな歌だった気がしたけれど会場に着いたら、ちょうどその歌は終わってしまった。東京湾の埋め立て地の冷蔵倉庫の建物の中、エレベーターと階段と冷蔵倉庫に囲まれた窓のあるホールが演奏会の会場だった。倉庫は重い荷物を積み上げるために丈夫な構造体をしっかりとコンクリートで固めて造られているだろうから、歌声は気持ちいい響きで届けられるんだろう。外がだんだん暗くなって、照明を落とした会場の雰囲気や窓から見える光の感じも雷もいい感じだった。でも満月が見えたらもっと雰囲気いい感じだったんだろう。パソコンにあるヨージクさんのうたのデータを焼いて作ったCDをハムパーティーの間に聴いていた。どろだんごという言葉に反応したり、ラスカルのうたに反応したり、突然あらわれる犬の泣き声に反応したりして、かわいらしい声だねとか感想があがる。子供だった小さい頃の懐かしい景色や空気を膨らませてくれるそんなかわいらしい歌声。でも間近で生で聴いているとその歌声は不思議とちょっとした強さを感じさせるのだ。