耳を澄ましてて

出張帰りでそのまま池ノ上のボブテイルに行った。ううじんさんの歌を聴きに行くためだ。この日はううじんさんの前にcanappecoと沢田ナオヤさんが出演だった。canappecoも沢田ナオヤさんも初めて聴く。canappecoはcanaさんとcoziさんの二人組みでギターと男女によるユニゾンボーカルがゆったりとちょっと洒落た雰囲気でいい。最初に歌ったのがシンディー・ローパーの「TIME AFTER TIME」で僕はこの歌、もう、たまらなくすごく好きで演奏された雰囲気もとてもよくて惹き込まれたなあ。「日和」って歌がとても印象的ないい歌だった。そして沢田ナオヤさん大きめのギターでネックの先のギターの弦はのばしたまんま、やせっぽっちで長髪で髭を生やしてジャージのパンツにＴシャツ姿でとても若そうなんだけれど時折おじいさんみたいな雰囲気で歌いだした瞬間から僕はもう大好きになった。「チキンライス」「星の地図」が特に好きだ。届く歌とおしゃべりの分けわかんなくなっちゃう感じの雰囲気の違いもとても魅力的な人だった。原田真二さんの「キャンディ」のカバーもピッタリのいい感じだった。ううじんさんの歌はもうたくさん僕の中に染み付いてしまっている。生で聴くのはやっぱり格別でギターの爪弾きもその歌声もそこにある空気もやさしくて暖かくつつんでしまう。この日に出演した２組ともとても素晴らしい演奏だったからか、ラストを務めたううじんさんの最初の歌の歌声は感激と喜びが溢れたような胸が詰まりそうな雰囲気の想いが感じられた。その空気も歌が進むほどに柔らかく落ち着きを取り戻していくようだった。なんだかとてもすてきな歌を一度にたくさん聴いたのでむねがいっぱいな気分だった。沢田ナオヤさんに声をかけてＣＤを買った。とてもいい。
元気でいるよ 心配ないさ 手を伸ばせば届くから 耳を澄ましてて
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