翼をください
雲ひとつない青空、そして、夜の帰り道の空にも雲ひとつなく半分だった昨日より少しだけ膨らんだ月がすごい強い光で輝いていました。あまりに明るくてまわりの星の光はちょっと遠慮しちゃっているみたいだ。
ベッドの枕元に置いているポータブルCDプレイヤーが壊れちゃったので新しいのを買ってきた。今やデータで音楽を聴く時代、すっかりポータブルCDプレイヤーなんて売り場の片隅にひっそりと置かれているだけになっています。4500円もあればそれなりのもの買えちゃうんだなあ。
出かけてるときはヘッドホンで、夜の時間はちっちゃな安いスピーカーで、ポータブルCDプレイヤーにはスピッツの新しいアルバム「さざなみCD」をセットして聴いていた。スピッツは結成20周年だって。僕は「名前をつけてやる」が出たころに大好きになってまだギュウギュウじゃないライブハウスに行ったりしたりしててもう15年以上聴いてるんだなあ。なんだか新しいアルバムなのに、そういう感じがしなくて前に聴いたことのあるアルバムを久しぶりに聴いたかのような感覚に陥ってしまうような、スピッツの音楽はそういう安心感が僕の中ではあるなあと思いました。そしてまだ、これからもずっとスピッツを聴くたびに空を飛ぶことへ憧れ続けるんだろうなあ。
なぜ鳥に生まれずに 俺はここにいる?
こぼれて落ちた 小さな命もう一度
匂いがかすかに 今も残ってるこの胸にも
翼はないけど海山越えて君に会うのよ
「漣」
- アーティスト: スピッツ
- 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
- 発売日: 2007/10/10
- メディア: CD
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