弦楽器マニアの夜または苦いコーヒーの夜

peanut_butter2007-10-28

朝起きると台風は過ぎ去って雲ひとつない青空。土曜日に出来なかった洗濯を一気にして、ベランダに乾した。日差しも強くて暖かい。じっと家にいるのももったいないからお昼過ぎに家から出かけた。電車で恵比寿に出て代官山まで歩いて向かった。遅めのお昼で結局夕食になったけれどTOM'S SANDWICHというところで昼真っからビールを飲みながらアンチョビとクリームチーズのサンドイッチを食べた。ライブハウス「晴れたら空に豆まいて」に行った。LONESOME OHATAのライブ。それはLonesome Stringsとおおはた雄一さんの競演ライブ。Lonesome Stringsは弦楽器のみの編制のインストルメンタルバンド。ギターとスチールギターバンジョーウッドベース。久しぶりにライブを見たけれどその世界観に圧倒される。音楽のジャンルなんてどうでもいいけれど、バンジョーなんかが入っててカントリーやブルーグラスの音楽みたいとも言えるし、スチールギターの響きでハワイアン的な雰囲気もあったり、ちょっとエスニックな雰囲気もしたり、スペーシーな浮遊感が漂ったりもするような感じで、まあとても心地よい音です。おおはた雄一さんはやっぱり自由にギターを弾きながら歌もおしゃべりも力が抜けていて、でも気持ちよく突き抜けてていい感じです。「禁じられた遊び」も弾いていたかも。ゲストで扇谷一穂さんが参加してBLACK COFFEEとかSENTIMENTAL JOURNEYといったスタンダードを披露。とても雰囲気が素敵な女性で前もって聴いていたCDでもとても魅力的だったけれど、ちょっとハスキーな感じのいい声で歌っていました。おおはたさんは曲数的にはなんとなく物足りなかったけれど、アンコールのLonesome Stringsとの競演が素晴らしくって満足してしまった。Lonesome Stringsを迎えてのBob DylanのI shall be rereasedを交えての「奇跡」とかDon't Think Twice,It's alright「くよくよするなよ」のカバーもとてもいい感じでそんなBob Dylanへの傾倒ぶりもあいかわらずです。この日使われた楽器の弦の本数は全部で53本だったんだってさ。来月あるというおおはた雄一さんのワンマンライブもゲストで原田郁子さんも出るみたいだし行きたいなあ。ライブの後は猿楽珈琲という喫茶店でジャズのBGMをバックに濃くて苦い珈琲とコーヒーゼリーとアイスクリームをいただきました。