がっかりな自分

サッカーをした。前半は半分で交代して何となくもの足りなくて、試合はチームが楽勝しそうだったから、久しぶりに後半全部出てみようとしたらあれっぜんぜん走れない、あっなんか息が切れる、あっやばいって感じだった。いいところにボールが来たからシュートをしたら枠をギリギリで外してしまった。その瞬間やばいってまた思った。案の定次にワンプレーで足を吊った。それでもコートにいたらまたボールを蹴ろうとしたら別の足が吊った。体力はもともとないのだけど、このときは本当に自分にがっかりしたのだった。もの足りないって思っても、もう無理すんの止めたほうがいいということだ。
映画を見に行った。とても見たいと思っていた映画だ。映画を見る前に映画館の近くのpoco a poco(イタリア語やスペイン語でちょっとづつっていう意味だって教えてもらった)とネオンが出ているお店でスパゲティやピザを食べてワインを飲んだ。ワインなんか飲んでから映画見たら寝てしまうなんて言ってたのに二杯も飲んじゃったけど、とにかくすごくいい映画だったから寝る暇も与えてくれなくてスクリーンに釘付けだった。「once ダブリンの街角で」という映画だ。音楽を題材にした映画の中で僕の中で一番好きっていいたくなる映画になっちゃったかもしれない。普通に大好きなアルバムを聴くみたいにこの映画を繰り返し見たいぐらいだ。僕が音楽、特に歌が好きなのはそれはへたしたら現実で起こっている出来事よりも美しい情景を勝手に思い起こさせるようなことがあるからなのかもしれない。でもこの映画は音楽と映像のバランスがとても絶妙だった。映画館から出るときに乗ったエレベーターでいっしょになった外国人と日本人のカップルがいい映画だったね、チャーミングだったねと話していた。僕も同じようにとてもチャーミングな映画だって思った。僕は何年か前に訪れたダブリンの街並、グラフトンストリートなんかを思い出して思いを馳せていたのだった。
ライブバーのボブテイルに島崎智子さんのライブを見に行った。ボブテイルはもともとカレー屋さんだったようでこの日久しぶりに復活したというカレーを食べた。白五穀米の地鶏とキノコのカレーだった。島崎さんは新しいアルバムを出したばかりで、今までライブでしか聴けなかった歌のいくつかがちゃんとCDで聴けるようになった。前もいいなあって思ったんだけど、せんたく屋さんのうたが楽しくてとてもいいなあと思う。そのあたらしいCDを買って帰りの電車で聴いて帰った。あと帰り道でどうしても「once ダブリンの街角で」のサントラが欲しかったから買った。ついでに映画でアイルランドのバンドだったんだって知ったthin lizzyの1000円ぽっきりのベストアルバムも買った。

Once

Once

“it”

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