切手のない葉書

曇った天気で部屋が暗いので気分も暗いのだが、部屋の蛍光灯を朝から点けている。玄関のチャイムが鳴ったので玄関に出ると郵便配達員がいてたった一枚の葉書を届けてくれたわけだったのだけど、料金不足です、５０円いただきますって言うので５０円を渡して葉書を受け取った。たんぽぽの絵柄が入ったどうってことのない春の挨拶が書かれた友達からの手紙で、なぜ切手を貼らずにポストに投函したのか、分かってやったことなのか、ただうっかり貼り忘れたのか、あるいは田舎の暮らしで手紙に切手を貼らなきゃいけないことも忘れてしまったのかとか想像したのだけれど、受け取りする方が拒否せずに不足料金を払うのであればポストに入れられた切手のない葉書もちゃんと届けられるんだなあと知ったのだった。どんな形であれたまにこんなふうにどうってことのない挨拶の書かれた手紙が届くのはうれしいものだ。
さて、家にずっといたけれど、お酒でも飲みたいなあとスーパーへと出掛けてちょっと買い物して帰ってきて、郵便ポストを見るとフランスから小包が届いていた。Dawn Landesというアメリカのシンガーソングライターをこの間ここで紹介したのだけれどyoutubeで映像をいろいろ見ているとDawn LandesはフランスのFargo RecordsというレーベルからCDを出していてそのFargo Recordsのアーティストの映像でフランスのシンガーソングライターEmily Loizeauのビデオクリップを見てチャーミングで素敵な雰囲気だなあと思いFargo RecordsにCDを注文したのだ。アマゾンにもあったけど4000円以上していたので直接フランスへ注文した方が安かったのだけど、小包を開けると注文していたCDとボーナスCD（Bob DylanやNeil Youngのカバーを含む８曲入り＋ビデオクリップ２曲入り！）とFargo Recordsの扱うアーティストのカタログCD（２枚組20曲入り、大好きなClem SnideやEef BarzelayやNeal CasalやRichard Bucknerなんかも収録されている！）がいっしょにパッケージされていてお得な感じだ。夜更けにEmily LoizeauのCDを聴きながらやっぱりチャーミングな歌がいっぱい詰まったアルバムだったのでニンマリとするのだった。
Emily Loizeau-Je suis jalouse

Emily Loizeau-L'autre Bout Du Monde

L''autre Bout Du Monde