Romanticが止まらない

peanut_butter2008-07-30

「いつ打ち合わせできる?」「出先から帰って夜に検討作業したあとでいいですかね。」なんて会話したあとに、仕事とは関係ない電話が久しぶりに携帯にかかってくる。「久しぶり、突然だけど今日よかったらボクシング見に来ない?」「内藤さんの今日なの?仕事の状況次第だなあ。」というわけでボクシングに興味あるわけでもないのに仕事中に気になっちゃてしかたない。やっぱり打ち合わせはまた今度ってしちゃって、会場に行くことにした。内藤大助さんはC-C-Bの「Romanticが止まらない」を入場曲にしていて、そのおかしなセンスにまずしびれてしまう。試合開始、3分毎に登場するスラリとスタイルがいいラウンドガールにまたしびれてしまう。試合が進むと、あらら、対戦相手の清水智信さんのパンチの方がヒットしているようだ。僕の席のまわりは清水さんの応援陣営ばかりだった。東京農大の出身か、太鼓に合わせて大根持って踊る学ラン姿の応援団が僕の席の真後ろで、その迫力といったらすざましい。清水智信さんは若そうでルックスもかっこよかったから、人気も頷ける。両者大きな決め手がないまま、パンチする腕が体と絡み合う場面ばかりが続く。4ラウンド、8ラウンドの審判のポイント途中経過はいずれも挑戦者の清水さんの優勢だった。だけど、10ラウンドでの内藤さんの何かふっ切ったような動きには、大声を張り上げるようなことはなかったが僕の体の中にも沸々と熱いものが沸きだしてきた。パンチがヒットしついにダウンを奪う。立ち上がる挑戦者に、また鋭いパンチを連打し二度目のダウンを奪いKOだ。僕もつい両腕を突き上げてしまう。いやー、しびれた。たまんない。試合後のインタビューもよかった。途中経過で負けていてびびったとか、つくづく自分のボクシングセンスのなさにダメだなあーって思ったとか、自分のためにやっているというよりお客さんのためにやっているんだよねとか、とても素朴で正直で誠実な人なんだって感じた。インタビュー中に突然、亀田の兄がリングに乱入、もっとインタビュー聞きたかったのになんだよ、何してくれるんだよ。今日ほんの何十分のことだけですっかり内藤大助さんのファンになっちゃった。とても良いものが見れたなあ。ご招待いただきありがとうございました!