小鳥のさえずりのように

夜7時にキッチリと始まってしまうだろう演奏に絶対に間に合いたかった。仕事先の現場でいそいそ帰ろうとすると引き止められて打ち合わせに参加させられたけど、やっぱり我慢できなくて途中で帰りますって帰ってきちゃった。無責任だとか思われるんだってかまわない。JUANA MOLINAってアルゼンチンのシンガーソングライターのライブ、演奏開始直前に間に合った。歌が始まったとたん、ああ、もうすごいいいなあと間に合って本当に良かったなあと思った。歌っていることとかわかんないけれど関係なくて声も歌も自由に飛び交っていてひとつのかたちにちゃんと構成されるんだけれどその場で音を紡ぎ上げ組み立てているような即興のような演奏でこれはすごいなあって思った。音で声で自由に遊んでいるみたい。CDのライナーのインタビューに小鳥のエピソードがあったけれどなるほどなあって思っちゃう。アンコールで出てきた時にはコップとハンドクラップでリズムを刻む魅せる小粋な演出までチャーミング。ミッドタウンの広場に広がる青色の光をバックにアンコールの歌を聴いて心地よい気分になりました。音を楽しみつつカウンター席に座っていたのでチラシの裏JUANA MOLINAの姿を落書きしたりしていました。JUANA MOLINA、素晴らしいなあ。見れて良かったなあ。


ウン・ディア

ウン・ディア