ハワイ、サンタバーバラ、蜂ぶんぶん
the high llamasのライブを見に行った。前座が2組あったみたいだけど、ちょっと遅れて行ったからひとつ見れなかった。会場に入ると2組目の前座としてちょうど登場したのはトクマルシューゴさんでこれも目当てでライブに足を運んでみたのだった。3人組の小編成での演奏だったけれど、緩やかな表情だったり生き急いでしまっているようだったりやっぱりおもしろい音を紡いでる人だなあと思った。the high llamasは自分が持っているCDは3枚でそれを調べてみると10年以上前のだったりする。もっとCDを出しているんだろうけどそんなに熱心に追いかけていたわけではなかったしその音像のイメージはぼんやりと記憶があったけどライブでまたそのイメージをはっきりとしたものにしようとCDを聴き返すのをしないでライブを見てみた。そして徐々にそのイメージが目の前でくっきりとしだした。ポップな雰囲気だけれど即発的にポップって感じるのとはちょっと違ってじわじわと浸透していくというものでゆらゆらとふわふわとそんな感じだった。ライブの空気感はアメリカのシカゴのthe sea and cakeを思い出させたんだけどthe high llamasはシカゴの近辺での交流があったんだよなあと思い出した。the sea and cakeの方はもゆらゆらのなかにピーンと張り詰めた雰囲気がするなあと思うけれどthe high llamasはやっぱりゆらゆらのなかにふわふわだった。アコースティックギターやバンジョーなんかを多用するところがアメリカっぽいけれどイギリスのバンドだ。僕が持っているアルバムのうち2枚がハワイ、サンタバーバラとアメリカの都市の名前がタイトルになっているのがおもしろかったりもするんだけれど。ライブを見てみると今までよりいいようにイメージが膨らんでいるのでthe high llamasはいいバンドだぞ(そんなに熱心に聴いてなかったくせに)とここに書いておこう。
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