僕が存在していなかったなら
it's a wonderful lifeというタイトルの映画のことをこの間、聞いたのだ。何度も見てるって言っていた。調べたら「素晴らしき哉、人生!」という邦題で1946年だから63年前の映画でDVDをみつけて手に入れて見たら懐かしの淀川長治さん解説が流れ出た。クリスマスの夜に自殺をしようと考えていたら翼のない2級の守護天使に救われて、自分なんか存在しなければ良かったのだと天使に言うと本当に自分が存在していない世の中に放り出されて自分が存在していたことがどれだけの人との繋がりによって成り立っていたのかを思い知り、また自分の存在していた世の中に戻ったとき、そのことだけで喜びに溢れてお金じゃ買えない人のあたたかい気持ちにつつまれるっていう映画だった。聞いたとおりいいなあと思った。僕が存在していなかったなら、なんて考えてみる。そんなにたくさんの人たちとあたたかい気持ちを与えたり受けとったりしてきた自信なんてないけれど、きっと少しはあるはずだし、これからだって、ねえ、なんというか、とりあえずね、いい映画を教えてくれてありがとう。いや、映画って本当に素晴らしいですねえ、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。
ペンギンのジャケットのCDをやっと手に入れた。これからじっくりと聴くつもり。
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- 発売日: 2009/02/20
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