暗闇を光に変える方法 - peanut

数日前にネット見ててJeff Hansonが亡くなったことを知った。特別にすごい好きって思っていたわけではなかったのかもしれないけれど、CDが出ると気になってちゃんと買って聴いてきていて密かにという感じで好きだったシンガーソングライターだったので、手元にある３枚のアルバムを家のCDラックの中から探し出して枕元で聴いた。Jeff Hansonは男性だけれども繊細で柔らかな女性のような響きの歌声でそれと対比するようにアコースティックギターは繊細でありながら力強い音ででぼんやりしながらもその歌がズーンとせつなく胸に響いてきた。ここ数日は夜寝る前にこの歌声をそんなふうに聴いている。暗闇の向こうに光があって光の向こうに暗闇があってそんなふうに続いていく中に生きている。今のような雨降りの天気のように、スカッと気分が晴れるような歌ではないのだけれども、こういう歌が僕には必要だったりする。この歌は特別だって強く感じ初めている今、ここでその歌は存在しているのに、Jeff Hansonはもういなくなってしまっていて新しい歌はもう届かないのだと頭がぼんやりとしている。