赤色のブーツと大崎でジングルベル

peanut_butter2009-12-12

出張先での空いた時間で映画「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」を見た。30年もの間活動し続けているヘヴィーメタルバンドのドキュメンタリーなんだけれどとてもよかった。生きている間、自分がこれをやり続けるんだって意気込みや、売れてなくても、自分たちの音楽を聴いてくれる人たちがいることが意味があると活動を続けてることがジーンとくる。加えてスティーブとロブのオリジナルメンバーの関係やそれを見守り続ける家族たちの姿がまたジーンとくる。ヘヴィメタは今は全然聴かない。中学から高校生ぐらいの頃流行っていたし、聴いててヘヴィメタキッズだったけれどアンヴィルというバンドのことは全然知らなかった。映画見てすごくよかったけれど、アンヴィルのCDを買ってみようとかヘヴィメタを聴こうなんて思わない。だけど、これからもずっと、好きな音楽や歌は好きなだけ聴いてやろうって思った。その帰り道にまた寄り道して今月で終わってしまう喫茶店に立ち寄った。キャラメルのチーズケーキにコーヒーをいただいた。いつもの顔たちにまた会えた。来月にはもう営業してないんだななんて思うとちょっと淋しい。「赤色のブーツ」を履いていたあの子はサンタクロースで今度この場所へ顔を出すときには「オレンジ色のスカート」という素敵なプレゼントを届けてくれるのだろう。

土曜日、朝から出掛けて息を切らし走って、体力のなさに情けなく嫌になったけれど、努力や我慢するわけでなく、だらしなく昼間っからビールを飲んで家に帰ってきた。日差しが強く冬とは思えない暖かさだったから、朝できなかった洗濯をして日差しにあやかろうとしたけれど洗濯物を干し始めるころには日は暮れはじめてしまった。洗濯中にインターネットを眺めててアイリッシュ・ミュージックの演奏情報が目に入って慌てて出掛けてみた。電車一本でアイルランド旅行、いい雰囲気のパブだった。ミートパイやピクルスをつまみにまたしても、お酒をたくさん飲んでしまう。3人の演奏者、アイリッシュハープ、バウロン、フィドル、ギター、アコーディオンといった楽器によるアイリッシュ・ミュージックをたくさん聴いた。やっぱりアイリッシュ・ミュージックはいいなあといい気分、好きだなあってあらためて思った。演奏者のpororocaとアニーさんともすこし話しをしてクリスマス・イブにもまたパブで演奏するって言っていたので会社帰りにまたアイルランドまで足を伸ばしてみようかなと思った。