このタマシイの加速度

peanut_butter2010-02-18

出張先のホテルで朝テレビのニュースを眺めてたら、東京で雪が降っていた。そのうち眺めていた、ホテルの窓の外も結構な勢いで雪が降り出した。すごい積もったりするのかと思ったけど、お昼には雪はやんでいて晴れ間が見えて、うっすら積もっていた雪もあっという間の加速度で姿を消していた。
仕事を終えた夕方、火星の庭という古本屋と喫茶がいっしょになったお店に行ってみた。大好きな作家、佐伯一麦さんのセレクトコーナーみたいなのがあってじっくり見たわけじゃないけれど、その中にある本にはあまり惹かれなかった。新刊が出ていてサイン本だったので買おうかと手に取ってペラペラめくってみて、小説だったら迷わず買ったと思うけど、本を紹介する文章をまとめたような本だったから買わなかった。店内をいろいろ見て4冊の本を買った。2割引だったから4冊だってそんなに高い買い物ではなかった。最近は、小説よりもエッセイとか詩の本をわりと読んでる。喫茶で濃いコーヒーとケーキをいただきながら途中まで読んでいた本を読み終えた。そうしてたから、もうすっかりと夜になってた。お店を出て駅まで歩き新幹線に乗って、買ったばかりの詩集を読んで過ごした。家に着いたら、また、レコード聴いている。本とかレコードとかCDとかは自分が望んで心を開いたら、孤独な心を優しく受け入れてくれる。人はひとりじゃ生きていけないよって、そうかもって思いつつも、本とかレコードとかCDとかが部屋に増えていくたびに孤独な時間を積み重ねてやり過ごしていったってことかもなあとふと思った。

Charlotte Gainsbourgの新しいアルバムはBECKがプロデュースしてるっていうからすごく期待してた。ちょっと期待しすぎたかもしれなくて、まあよかったのだけれど、前のアルバムの方が好きかもしれない。このPVは前のアルバムの中の曲。