ふらふら ばらばら

土曜日が本当の満月だったらしいけれど、月は見えなかった。アルペジオのことがちょっとだけわかった。でもまだまだ分からないことだらけ。何が分からないのかも分からないって感じだけれど。でも前より楽しく思うし、もっとたくさん触っていたいって思う。知らないだけで、まだまだたくさんのすごい唄を歌う人たちがいるんだなと、今日はそんなすごいなと思う人ふたり出会った。ひとりは1曲だけ生で歌ってくれた。歌もいいしギターがかっこよくてしびれた。ひとりは名前だけ聞いてネットで検索してみたらすごくよかったし、それに関わってる人たちが、えっ、て感じでびっくりする。ふらふらしているだけの僕だけれど、迷っていたけどやってみることにして正解だったかもと思う。今週の「ゲゲゲの女房」は星野源さんが再登場していた。一番大事なものを叫んでいた。野音で聴いた星野源さんの歌、それからずっと気になっていた。レコード盤で星野源さんのソロアルバムを買ってきた。針を落としてその歌を聴いた。眠りにつくまで繰り返し何度も聴いた。やっぱりその歌の視点がおもしろいと思う。そしてきっとそのままな人なんだろうと思う。「老夫婦」という短い歌がやっぱり良かった。細野晴臣さんと共作の「ただいま」も好き。1曲目の「ばらばら」世界はひとつだよとか、ぼくらはひとつだよとか簡単に言わない。それでもなんだか暖かい。みんなばらばらなんだということから始めようとしている。この人の歌はとても信用できるって思う。ふと「ひとつ」っていうタイトルの唄を歌うあの子を思い出す。やっぱりみんなばらばらなんだということから始めようとしているんだよなあ、だから信用できるって思ったよ。
うわべばっかりのやつが嫌いだよ、簡単すぎるあの大きな笑い声が嫌いだよ。うまく笑えなくったっていいよ。笑うときにはちゃんと笑うことできるなら僕はそれでいいよ。