春を待つ

朝から調査の仕事で出掛けました。空は青く澄み渡り電車から遠くの富士山がよく見えました。夜中に雪が降ったみたいで途中少し雪の積もった景色もありました。調査場所にあったいくつものテレビモニターの中には大粒な雪が降っている場所も映っていてよく見ると京都でした。お昼を挟んで打ち合わせを終えたとき、雪やんでるってあがった声でテレビモニターに目を移すと京都の雪は止んでいました。京都より東京は暖かいなあっていうことを2週間前に聞いたことを思い出しました。そのときはたまたま暖かい気候だったんだと思うけど、調査に回りながら天気がすごくよかったけれどすごく寒さが身に染みました。
最近アルバムを出したACOのインストアライブに行こうとタワーレコードに足を運んでみましたが開始時刻を過ぎてしまっていたけれど、ACOさんがインフルエンザにかかってしまったみたいで残念ながら中止となっていました。ACOさんのLUCKというアルバムは幸運って意味だったりYESというタイトルもあるのだけれどNOもあって不安な気持ちのガーゼで包まれたような雰囲気でその気怠さがクセになります。目に付いた風とロックというフリーマガジンを手に取ってその場を後にしました。
ふと思い立って最近話に聞いていたベトナム料理のお店に行ってみることにしました。どこかの民族音楽が流れていて小さくて少し怪しげな空間は入ったときはお客さんでいっぱいで空いていたドアのすぐ近くの席に座ってフォーとビールを注文していただきました。お酒を飲むことを少し我慢できるようになってきたので5日ぶりくらいにお酒を飲んだら酔いの回り方がすごく早くてすぐに心臓の鼓動が頭にドクドクと響いてきました。やっぱりお酒に弱い体質は変わっていなくて麻痺してて慣れてしまっただけなんだろうと思いました。お客さんが徐々に退いていき残った友人同士といった感じの女性2人のお客さんの会話がBGMと重なって耳に入ってきました。仕事場のそれぞれ愚痴みたいな会話、そういうの言い合える友達がいるのはいいのかもなって思いつつも愚痴なんて吐き出したくないって気持ちもあって仕事でむしゃくしゃした昨日のことを少し反省しました。BGMも細野晴臣のアルバムに変わり、風とロックというフリーマガジンを読み出しインタビュー記事の文面を最後まで読んで細野晴臣のアルバムもすっかり最後まで耳にして長居してしまいました。
キョーさんのCD「鳥が歌う」を夜に聴きました。キョーさんのギター弾き語りがベースですが、調和されていたり不協和音のようだったり加わる音やコーラスや雨音がさりげなくもあり印象強く浮き上がってくるようでした。まだ続きがありそうな終わり方をするのもいい感じでそれが狙いなのか眠りにつくまで三度くらい繰り返して聴くことになったのでした。