little bit of rain

朝出掛ける時はまだ雨が降ってなくて曇り空、電車の中で雨が降りそうですって文字を打っていたらもう雨が降り出していた。雨のせいかまた少し寒くなった。そしてまた咳込んでしまう。雨の音は嫌いじゃない。耳を塞ぎたくなるような雑音みたいな嫌な奴の会話よりずっといい。ヘッドフォンで耳を塞いでいつもと同じあきることのない大好きな歌ばかりに逃げ込んでみる。だから僕はふだん、どんどん言葉を発せなくなったり笑ったりできなくなってしまう。いや違った、できなくなってしまうのでなく大事な時のためにとっておくのだ。
今はKaren Daltonの1966というアルバムを聴いている。気怠い雰囲気がとても心地よい。little bit of rainなんて歌も入っている。
もし僕が君のもとを去らなきゃならないなら 日差しの降り注ぐ暖かな良き日々を思い出そう ほんのちょびっと降る雨と共にね もし君が振り返ってくれたなら ひとりですさんで悲しく情けない全てのことを忘れてやるさ ほんのちょびっと降る雨と共にね そして僕も振り返ったなら 日差しの降り注ぐ暖かな日々の良き出来事を全て思い出そう ほんのちょびっと降る雨と共にね