さよならを抱きしめて

二本立て映画を見てきた。さよならを抱きしめてというテーマでの二本立て。「ラビットホール」と「永遠の僕たち」さよならというのは死によるさよならのことだった。目を離さずじっとスクリーンを眺めることになった。「永遠の僕たち」は特にそうだったので胸をずっと締め付けられてしまっていた。かわいらしくてうつくしかった。夜になると死んでしまうと思って怯えているけれど朝になると生きていることに驚き喜びのあまりに鳴きだす鳥とかなんとか、鳥が鳴くとはそういうことらしい。日本人の兵隊さんの幽霊が加瀬亮だった。戦争に立ち向かった兵隊たちの死も言葉にならないくらいせつないものだと思った。