思考の試行

犬は吠えるがキャラバンは進む」を聴いた。オザケンね。「向日葵はゆれるまま」という短い歌がよかった。静かにほどけるまま、向日葵はゆれるまま、変わりはしないよって、これを聴いていたころはまだかろうじて学生だった。恐ろしく前のことに感じるけれどいい加減なものでこうして歌を聴くとふと、いろんなことを懐かしく思い出したりするけれど、そんなことはもう無かったかのように今を過ごしている。こんな気持ちにもうなれないって思っていた時のことなんて忘れちゃいないけれど(ボケるまで忘れない、と思うけど)薄れているんだ、そんな感覚がなくって空っぽな時期もいくつもあったけれど、こんな気持ちになれないって思ってた以上にまた好きって思ってしまったりしてる、いつでも頭の中を占めることのほとんどは恥ずかしくて言えないことばかり、それは変わっていなくて、生きていくのは恥ずかしい、とても。
お昼に出番を確認したら最近ではめずらしく一番最初だってことだったから、出先での用事を済ますと作業をしに戻るのはやめて先延ばしにしてやってyojikとwandaのライブを見に行った。なんとか開演前に行けて会場に入るとwandaくんが今日は出来たばかりの新曲をやりますよって言いにきてくれた。楽しみだった。トゲとかなんとかって、何だった曲名忘れた、目覚ましやパンダのもそうだけどyojikさんだけでなくwandaくんも歌うのがよいと思う。そしてポップなのもすごくよいけど英語が混ざったりしてるのもあるけど歌詞はなかなか全てを判別しきれないからポップと明るく楽しくというのが結びつくのかは分からないから徐々に解読していけたらいいと思う。
後から強い存在感を放つ出演者が出てきて歌はいいなあと思うのだけれど、まわりで起こる笑い声とはうらはらに僕はあまり笑うことができない。いつからかそんな感覚になってしまった。テレビとかもでもそうだけれど笑えなくなってしまった。なんて、素直に楽しめってやだねえって自分で心配に思う。ため息。しょうがないや、無理はしない。
yojikとwandaは最後に「菜の花が丘」を歌ってくれたのが強く印象に残っている。とにかく力強くそれが打ち消されることなく。それが、うれしいと思った。