雪の降る空気


もうすぐ桜が咲き始めそうな季節に郵便で送られてきた「雪が降る空気」という歌を聴いた。ホイッスルが入って少しアイリッシュな雰囲気があっていい感じだった。
青い空が広がる日だった。朝に洗濯物も気持ちよくベランダに干した。そして二時間ちょっと電車に乗って珈琲を飲みに行った。いろんな人から聞いたことあった珈琲屋さんだったから一度行ってみたいと思っていた。木の構造体と白い壁の雰囲気の良いところだった。舟越桂さんの作品らしい小さな木彫りの像もあった。スコーンと珈琲をいただいた。それからオラノアさんの演奏を聴いた。もうすっかり春だったけれど「雪の降る空気」も聴いた。そんなふうで一時間ぐらい、短いけれどゆっくりとその場所で過ごしてからまた二時間ちょっと電車に乗って家に帰ってきた。家に着いたのはもう夕方だったけれどすっかり日が長くなっているのでまだ明るくて青い空だった。天気はいいけれど肌寒く感じる日だった。もちろん雪の降るような冬の寒さとは違って春の暖かさに体が馴れてしまったから感じる肌寒さだった。