だいこんもち

やることメモを眺めて作業を始めた。終わるごとに横棒で消していく。目標は定時で終わらせるつもりだったけれど1時間半すぎてひとつやり終えなかったけどまあいいやと抜け出すことにした。渋谷のカフェへくじらいさんの料理を食べに、そしてyojikとwandaを見に行った。結局DJ wandaは少ししか見れなかった。DJ yojikは見れた。空気みたいな女の子がI love youになったなんて想像できなかった。そういえば、昨日ライブを見た平井さんも今日ライブを見たwandaくんも明日ライブに行こうと思ってる大塚さんも「文芸ミュージシャンの勃興」に参加してるのでなんだかおかしい。くじらいさんがテーブルに売りにくる料理をいちいち注文して食べてしまう。どれもとてもおいしいのだけれどいくら使ったのかしら。くじらいさんはお店を辞めてしまうのだけど、いつかまたどこかでくじらいさんの料理を食べれるかな、きっと食べれそうな気がする。だいこんもちは無銭飲食を思い出させる。yojikとwandaの演奏、世界の終わりや菜の花が丘のwandaくんの口笛を聴きながら記憶の奥から鳴り出したのこぎりの音と目の前で演奏される音楽と重なっていった。

今まで働いた悪事がバレることがなくちゃんといつか空の向こうに召されることができたなら、またあの演奏を聴けるのだろうか。