花火と音楽

そういえば。秋も深まってきたけれど商店街を歩いていたら打ち上げ花火の音がドーンって聞こえてた。階段を上がってムリウイのテラスにたどりつくと花火がよく見えた。花火を見たのは今年初めてかもしれない。すだれの日よけの隙間からは三日月も見えていた。花火が終わるとyojikとwanda企画による音楽会だった。アイリッシュをベースにした演奏を聴かせるハナグマホシはアコーディオンフィドルとチェロによる演奏でとてもよい響きでした。アイリッシュの紹介をしているときにアイリッシュではあまりチェロって使わないんですがって言っていましたがそういえばそうかもって思ったけれど違和感がなかったのはyo-yo maとか思い浮かんだりするからかな。yojikとwandaコントラバスの服部さん、二胡マンドリンの吉田さんを迎えた編成でこの4人とムリウイって場所の相性はバツグンだなあってあらためて思ったけれどハナグマホシが加わっての壮大なスケール感は本当に素晴らしかった。それは穏やかに過ぎていく音楽でしたが何ともスリリングなものでもあったなと思った。yojikとwandaに関しての音楽体験ということでは初めてドラムが加わってバンドで演奏した時に次いで強く印象に残るものだったかな。新しいアルバムが楽しみであるけれど、その先にはこの編成でのレコーディング作品も聴いてみたいなあと勝手に思った。
Slumber My Darling
例えばだけど、こんなような演奏が海外まで向かわなくっても東京の小さなカフェで目の前で体験できるっていうことはとても贅沢なことだなあと思います。