エイリアンズとナイトクルージング

少し寒く感じるかな、という感じでマフラーをしてみる。朝の天気予報では今度は来週には雪が降るような寒さがやってくるとか、そんなふうだった。仕事から解放され空を移動して電車に乗り換えて帰路の途中で飲み屋さんに立ち寄る。甲斐さんが歌うことになっていたのですごく聴きたかったけれど、甲斐さんの歌う時間はもう終わっていた。でもカウンター席にいた甲斐さんは席を空けてくれて、ちょっと歌えるように交渉しますねとこっそりと呟いた。ウィスキーの水割りをちびちびやりながら本棚にあった谷川俊太郎の詩集を読んで、読んだそばから忘れてく時間を過ごしていて、そんなこんなしていると甲斐さんが歌いはじめた。キリンジからのフィッシュマンズそして最後は自分の歌だったのだろう。なんとも気持ちのよい夜中の時間だった。録音している新しいアルバムは間に合わなかったみたいだけれど、6年前に録った音源を持ってきてくれててうれしかった。家に帰って布団に包まり聴いたけれどとてもよかった。