ひふみ

実家で目を覚ますと9時30分過ぎだった。ハムエッグ、サラダ、秋刀魚のみりん干し、黒豆、納豆、味噌汁、ごはんとたくさん朝ごはんを食べてお腹いっぱいだった。仏壇に線香をあげてからはダラダラとしていたらお昼になって、お昼ごはんは食べないで東京方面へと戻ることにした。お腹はそんなに空いてなかったのに新幹線に乗る前につい、おやきとビールを買ってしまい新幹線で移動中に食べて飲んだ。さかなの西脇さんの絵の展示を見に行った。横向きの女性の肖像画がいくつか壁いっぱいに貼られていた。目から一筋線が入ってて一粒涙を流しているようにも見える、そして静かにそれに引き込まれる。それから中古レコード屋に立ち寄って、百円や十円の7インチのシングル盤を5枚買った。Ettがとても久しぶりに東京ツアーに来たので足を運んでみる。住宅街にある一軒家の喫茶店スペースでのライブで、今年のはじめころに、ゆうにゃんの歌を聴きに行った飲み屋さんでお会いしたチャンキーさんがその時に今度Ettが歌える場所を調整しているような話をされていて、楽しみだなあと思ったのだけど、それがこの日でこの場所だった。さゆりさんの歌、渓さん(改名したと思ってたらもとに戻ってた)のギターしんみりと聴かせる歌もクスリとしてしまうおかしな歌もその場所の雰囲気にとても合っていて、久しぶりに見れてうれしかった。とても好きだなと思っていた、かぞえうたという唄はひふみのうたと曲名が変わっていた。あたらしいアルバムもついに発売されて、手に入れた。ライブのあとは三つほど駅を移動して、手作りパンのカフェに立ち寄って、ポータブルレコードプレイヤーを借りて買ってきたシングルレコードを聴きながらサンドイッチとスープの晩ごはんを食べた。食べ終わるとほうじ茶を出してくれたので、今度は手に入れたばかりのEttの新しいアルバムを聴きながらゆっくりとお茶を飲んだ。公園や古い教会で録音されたというその歌たちはやっぱりいい感じだった。