陽気またはもうすぐ戦争の季節

いつものように布団に包まったままピーターバラカンとゴンチチの流れでラヂオの土曜日、よい天気で洗濯して魚を焼いてごはんを食べて届いたレコードを聴いた。Bobby Bare jrの新しいアルバムのレコード、この人の感覚は最初聴いたときから好みだなあって思ったけれど、今度のアルバムも気怠い感じでポップでロックでやっぱり好きだと思った。

夜は陽気な大人の3マン、トリルイとケバブジョンソンと真黒毛ぼっくすのライブを見てきた。3人組のトリルイは残念ながら1人欠席で2人でしたけれどゆかいな掛け合いの楽しい演奏だった。ケバブジョンソンは前に見たときもかっこいいなあと思ったけれど、スリーピースで理想的な佇まいなロックバンドだなあと、演奏も歌もクールな感じだけれど、内からじわじわと熱いものが込み上げてくる感じでたまらなかった。盛り上がったお客さんが、「死ぬ」って掛け声をあげると、冷静に「死んだらダメですよね」って答えて、「分かりました」って返すやり取りとか、「いい季節になりましたね、暖かくなったというか外歩いてても気持ちいいというか、もうすぐ戦争の季節かも知れないですけどね、嫌ですけどね」とかいう感じのそのクールな語りもやたらと印象に残ったりした。真黒毛ぼっくすでは一気に大人数になってステージからもはみ出す感じでダンスして叫んで、バックではホーンや切れのあるリズム隊やピアノなど賑やかさが気持ち良く絡み合って陽気な大人たちってライブのタイトルのままに幕を閉じていき楽しいライブだった。