ニューヨークの街角で

昔はしょっちゅう行ってた気がするけれど映画館に最近ちっとも行ってないのだけれど、そう前に行ったのは正月に実家の古い映画館をひとりっきり貸し切り状態「ジャジーボーイズ」、また音楽ものの映画だったけど、今度は帰り道に途中下車でレイトショーで「begin again はじまりのうた」を見てきた。大好きだった「once ダブリンの街角で」という映画を録った監督の作品だから見てみたかった。アイルランドのダブリンの街角から舞台はアメリカのニューヨークの街角へと移り変わってます。主人公がライブバーで飛び入りでステージにあげられてギター弾き語りで歌い始める。ちょっといい感じだって僕は思ったけど映画の中のライブバーの観客たちは演奏の最中におしゃべりしたりあまり歌が届いてない感じで何でとか思ったら、まあそれでは映画にならないですね、やっぱりその中にいた時代についてゆけなくなったような音楽プロデューサー?が登場して、その歌に光を見いだすわけです。それで辞めたばかりの音楽レーベルの会社に売り込みに出るもいい返事がもらえないで、自分たちでニューヨークの街中で録音してアルバム作っちゃえっていう映画でした。街中での演奏シーンの雰囲気がどれも気持ちいいなあって思った。ルーフトップで音楽プロデューサーもバンドメンバーに勧められてベースで参加して、わくわくするようでいてふてくされたような表情でそれを見ていたその娘がアイコンタクトで立ち上がってギターで参加するシーンなんて音楽の持つ魔法みたいなものが一気に溢れ出す感じでゾクッてしてこういうのが好きなんだなあって思った。

ニューヨークの街中で演奏して注目を集めて地下鉄や駅などで演奏した録音も収めたアルバムを出してたSusan Cagleをふと思い出したのでした。

東京メトロのフリーペーパーを見たら恵比寿ガーデンシネマ復活するみたい。