この町が好き

気分が滅入る日々、こんなふうに誘導されて追い込んでゆくのが社会というもののあり方と思うとしがみついているような意味は僕は分からないけれど、とか、大げさに考えてみたりして、いやもうどうでもいいんですよ。終電も間に合わないかもって時間に見切りをつけて帰ることにして、3月の最後の金曜日の夜の駅での浮かれた群れ達の喧噪、やたら耳につく大声の数々、この感じが本当に大嫌いって思うも、この場所からもしばらくサヨナラだと思う。予想してた通り終電は遅れてて乗れたけれど超満員、隣の男がそっちからぶつかってきたくせに僕がそれに目を向けたとたん、「何なんだテメエ、クソッ、ヤルのか」って呟いてくる。嫌な気分になって、でも相手にしてもしょうがないので、何の反応もせず何もなかったことにする。いろんなことに慣れてしまったのか、いや、やっぱりまだ慣れていないんだろうな。ミスター・ロンリーのラストシーン病だ。自分はあまっちょろい人間やから、やさしさにだけ包まれていたいんやね。でも、やさしさにもちゃんと気付いてるわ。ほな、さいなら。

この町が好き 暮らした町だから よく行った場所 同じ顔ぶれ
これ、グッとくる歌だよね。

この動画は別の歌だけれど素晴らしいな。