もうこのブログのこと見ている人などいないだろう。パスワードも忘れかけていた。でも思い出してログインできた。昼間に気怠くて変な時間にたくさん眠ってしまった。夜中に目が冴えている。あまりいいことではない。引っ越してから早くも3ヵ月が経った。まだ引っ越し先を自分の目で確認していない時、前の日記に一軒家と書いたが、正確には長屋でいくつもの家と繋がっている。昨日、3回目になるけれど、大家さんのおばあちゃんに家賃を払いにいった。玄関先に置いてある椅子に座るように促されて、そこで20分かもう少しの時間おばあちゃんの話を聞いてきた。これも3回目のお決まりになりつつあることだった。おばあちゃんは10代の小学校から中学校くらいの年齢くらい(当時そういう学校のシステムになっていたかは不明だけれど)の頃の話までさかのぼった話をしてくれる。女性に失礼だが、歳を聞いたら93歳だという。今回は要約すると蛍の話だった。蛍を見に行きたいけれど最近では子供たちも忙しく連れてってくれないし、自分で行くのは足腰弱くなっていて迷惑になるから行けるわけがないという。でも数年前に子供や孫が食事をしながら蛍の見れる場所に連れて行ってくれてうれしかったという話。この辺りでは鴨川の山のほうに行くと今でも野生の蛍が見れるという。見に行きたいと思ったが、見れる旬は6月の中旬くらいらしく、もう遅いのかもしれない。もっと早く知っていたら見に行ったのにと悔しく思った。それから小さな頃に親戚のおじさんの家に行った時の話、それからずいぶん経ってその親戚のおじさんは亡くなっていて、その場所に行ったときになんだか知っている場所だったと思ったら小さなときに訪れていたからで、おじさんの残した親戚たちがまた呼んでくれてその家に訪れるために迎えを待っている中でひとりでいたときに星にしては近くて動きが速い光の固まりが行ったり来たりしている不思議な光景を見たと言う。蛍にしてはあんなに群れをなして移動するようなことは無いと思うし、今でも何だったか不思議でしょうがないけれど、そのときにその親戚の人にもおかしな人と思われそうで恥ずかしくて聞くことが出来なかったと言う。そんな話を今になって僕に話すのはどういうことかよくわからない。とにかく蛍を見逃したのかと繰り返し悔しく思った。