ティピカルソング

翼の向こう地平の先の雲との切れ目が赤やオレンジやピンクや黄色がうごめいていて燃えているように見えて、下のほうは夜のはずなのにと、そんな薄明かりの空をぼーっと眺めていました。行きつけの飲み屋でもあればいいけれど、ないから繁華街をひとりふらつくも結局はラーメンを食べて終わりました。今日もRCサクセションのカバーズを聴いていました。あのまえとあのあとで同じ歌でも感じ方や聞こえ方がちがうというのはいろんな人が言っているのを耳にしていましたが、こんな直接的な表現に対して、聞こえ方が違うなんて思うのは、僕はだいぶ鈍いってことだ。生きていたら、どんな歌を歌ったのだろう。でもなんだか、まだ生きているみたいだ。