キレナガ

朝はちゃんと起きた。まだ薄暗いうちに出掛けた。オレンジと群青色が二分されるような夜明け前の景色が好きだと思う。そんな景色を見ると、いつも思い出すのはオールタイムベストって言いたいくらい大好きなエディ・ブリケルの1stソロアルバムのピクチャー・パーフェクト・モーニングのジャケットの景色だったりして、それがあるからこだわってそんな景色を飽きずに眺めていたくなるのかもしれないな。今日は丸く輪郭を縁取るように弦を描く切れ長な三日月がその景色の中に加わった。夜に空の上で意識を失うように眠る。ホテルに着いたら目が冴えてきてしまったのだけれど。最近は思うようにいかないことが続いてて悔しい。まあ、それがいつものことなのかもと思ったりもするけれど。スピッツがやっぱりすごく、とても大好き、おるたなってアルバムを聴いている。不細工な人生を踏み締めている わかってくれるかな君なら 色あせないドキドキは形だけ変わってくのだ 次いつ会えるかな すぐにあたためて冷やされて 三日月 夜は続く。ツーって何か液体が、涙じゃなくて鼻水が止まらない、風邪じゃなければいいのだけれど。