目を閉じて、すぐ

前の日の夜にネットで調べて、一番安いカジュアル席が取れたら見に行こうとして一席空いてたから予約しておいた、Michael Kiwanukaを見に行った。ピーター・バラカンのラヂオでかかって気に入って、レコードを手に入れて聴いていたのだった。アコースティックでソウルなシンガーソングライター。でもステージに現れたのは、まるでグランジなロックバンドのようなギターとボーカル、ドラム、ベースの三人組だった。だから、ちょっとロックな感じもしつつ、ソウルフルでゆったり漂うボーカルがちゃんと芯にあって、単純にかっこよいと思った。ちょっと演奏時間が短く感じてもっとたくさん聴きたかった。だから家に帰ってレコード聴いて復習だと、そんなふうに思っていたはずだけど、レコードは聴かなかった。取り出してきたのはスピッツのフェイクファーで、スピッツ病が発病したみたいだ。フェイクファー、すごく好きだなあ、すごくよく聴いてたと思う。ちょっと痛みを思い出すようなこともあったけど本当によく聴いてた。冷たい頬、運命の人、楓、謝々!、スカーレット、なんかすごいことになってるアルバムだな。スピッツ病にまたすっかりとはまって眠りについた。