ひさびさの野音でロック
サンボマスター「僕と君の全てをロックンロールと呼べ」ツアー2006.6.18日比谷野外音楽堂を見てきましたが、その日はずっと雨でつらいよなって思ったら、開演前には霧雨で演奏が始まると雨がやんじゃったんだけれど、そういえば僕がとても印象に残っているフィッシュマンズの野音ライブのときも大雨が開演前にすっかりやんでしまったことを思い出して、こんなことも音楽が持っているマジックかもしれないって思ったりしながら、野音の空気はとっても好きな空気だってひさしぶりでドキドキした。
サンボマスターの3人の演奏は初めてライブで見るわけじゃなくて、おととしの年末にYO-KINGのライブのバックバンドで演奏しているのを見たことがあって、YO-KINGのうたはやっぱりいいなって思いながら、むさい感じのバックバンドもかっこいいって思ったんだけど、そのときすでにサンボマスターの「そのぬくもりに用がある」とか「美しき人間の日々」って曲にやられていたわけだったんだけど、今回初めてサンボマスター自身のライブを見たんだな。でかい音で、でかい声でそれでもやさしく語りかけてくるうたやことばにみんながイカレていて、僕もなんだかイカレていたい気分にさせられて、「この空気は神様が作ったんでも、俺が作ったんでも何でもねえ、お客さんあんたがたが作ったんですよ。」なんて言っていたけれど、やっぱりきもちいい空気でこれって野音特有の感覚ではあるんだけれど、なんというか心地よい音楽が流れていることがつながっている気分や感覚なんだろうけれど、それはともかく、かっこ悪いことはなんてかっこいいんだろうって思わせてくれるこのバンドが僕は好きですね。
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