世界が終わらないとわからないこと







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溝口としゆきくん企画「世界が終わらないとわからないこと」安藤明子さんとのツアーの2日目。この日はレッツタナコウさんが加わってのライブ。タナコウさんはフィッシュマンズのTシャツ着てて、まだ聴いたことない歌を期待してたんだけど、小ぶりの年代物マーチンのギターを爪弾いて歌い出した1曲目はトム・ウェイツのカバーって言っていたけど、うわっなんていい声だろうって思って後ろにいた溝口くんにそのまんま、すごくいい声ですねえって伝えると、自分のことのように喜んでて溝口くんはとてもいいやつだなあと思った。レッツタナコウ、また一人いい唄うたいを知ってしまった。安藤明子さんは「あの子はどこに行ったのだろう」をやってくれたので、ギターの押さえてるところと右手ではどんなふうに弦をジャカジャカしてるかをよく見ていた。あーやっぱり下からいくんだなとか。2日間も安藤明子さんの歌をたくさん聴けて嬉しくてやっぱり大好きだと思った。飛び入りでたけし君のひょうたん笛、ちょくちょく聴いてたけど、しっかりと構えての演奏は初めて聴いたかもって思う。ノスタルジックないい響きだ。ひとつの笛からなのに違う音が重なりあったりするのがおもしろいなとあらためて思った。溝口としゆきくんは「世界が終わらないとわからないこと」ということについて話していた。あんまり大げさなことではないみたい。何かが終わるとそれはひとつの世界が終わったって捉えることもできて、ある時点では気付いてなかったけれど、なくなってから大事なものに気付くとかそうようなことについて思いを馳せていたみたいだ。あってるかな?溝口くんの歌はやっぱり少し不安定な感じもするけれど、正直なやさしい声でそれがすっかりと馴染んでしまって、じわっと染みてくる。最後に出演者でのセッションは竹内まりやの「元気を出して」だった。ちょっと勢いまかせな雰囲気も楽しくてとてもよかった。竹内まりやは結構好きだったりする。坂井真紀のCMが懐かしい。溝口くんのアップテンポの月のやつは「月が見ている」という歌でそれの入ったCDRも手に入れた。タナコウさんのCDRも手に入れた。どっちもとてもいい感じだ。繰り返し聴いている。