僕らは、本物じゃない、純粋じゃない、正しくなんかない

peanut_butter2010-02-22

レコードを引っぱり出して久しぶりに聴いたeverything but the girlのアルバムLove not moneyがとても良かった。男の子が立ちションして遊んでる小便小僧のジャケットのやつ。こんな感じのフォークロックが好きだなあとまた新鮮な響きを感じた。「僕らは、本物じゃない、純粋じゃない、正しくなんかない」というのはそのアルバムの中のうたにあるフレーズ。土曜日の昼間は誘われて運動してきて、それが終わって、バスに乗って吉祥寺に向かっているときに携帯見たら2通のメールが来ていてどっちも写メールで赤ちゃんの写真が添付されてた。いやになっちゃう。だってとてもかわいいのだ。バスの中で赤ちゃんが突然泣き出したから、そっちに目をやったら赤ちゃんと目が合って、ぴたっと泣き止んだと思ったらニコって笑った。いやになっちゃう。だってとてもかわいいのだ。僕は、嘘っぱちで、不純で、曲がっているんじゃないって、たぶん、そうなんだ。僕はずっとぼやぼやしていた。たぶん、生まれてから今までずっとだ。中央線の電車に乗り換えて国立へ行った。長野の唄うたい、岡沢じゅんさんが東京でライブするっていうから見に行った。前に同じ場所に岡沢じゅんさんを見に行ったときはほとんど出演者しかいないくらいでガラガラだったけれど今回はぎゅうぎゅう詰めだった。なんかすごい熱気。岡沢じゅんさんはハニカミながら新しいうたとか、このあいだ平井正也さんに歌ってもらった「いつものロック」なんかを歌った。やっぱり、この歌、好きだなって思った。そして、岡沢じゅんさんと友達で一緒にツアーしてる名古屋のゆかいな楽団jaajaを初めて見たけれど、最高だった。なんだかバスク地方の音楽みたいで楽しくて素敵だった。4人のメンバーのみなさんもステキな人たちだった。脳みそが勝手に旅に出ていってしまったみたいにフラフラだった。

日曜日、また天気が良くて洗濯が出来てよかった。不在郵便があったから郵便局にそれを取りに行った。たぶんあれだって思ってて、やっぱりそうで、楽しみでワクワクした。ちょっと体は疲れていてあまり出掛ける気分じゃなかったけれど、前に見に行こうと予約していたから、電車に乗って表参道に行って小池アミイゴさんの絵の展示とそのイベントでpopoyansのライブを見てきた。歌を聴いたとたん来て良かったなって思った。popoyansは去年のサマーソニックでライブ見てから二回目だった。そのときは朝で屋外で気持ち良くてとてもいいなあと思った。今回は建物の中だったけれど、夜空が広がっていて、流れ星まで現れて、草原には羊もいた。広がるうたは柔らかくてまんまるだった。まわりのあらゆるものがまんまるく形を変えいくみたいでフワフワだった。


ボブ・ディランと肩を並べて、肩で風を切って歩いていたスージー・ロトロという人が書いた本を買った。不在郵便はボブ・ディランのライブチケットだ。ボブ・ディランを目にする日を楽しみにしながら、この本を読もうと思う。