焼き菓子

朝早く仕事に出掛けた。また雨が降っていて少し寒かった。電車の中、途中始まったピーター・バラカンのラヂオを聴いていたけれど電波が悪くなったりで途中であきらめたけれどポール・ブレイディという人の歌が流れていたのを少し聴いた。いろんな役割で作業は進められて行く、やりにくく大変なことも、その場の判断でできる限りのやり方で、それに立ち会いながら申し訳なくなる。もっとちゃんと考え及んでいたならばこんなふうにならなかったかもしれない。まあわからないが、いつもそういう感じの繰り返しかもしれなくて、ふんぞり返って足を投げ出してなんていてはいけない、ちゃんと背筋を伸ばして足を揃えていなくちゃと思う。夜に営業を終えた後の小さな焼き菓子屋さんに足を運んだ。アクセサリーと絵の展示のなかでううじんさんのライブだった。心地よいギターの音が鳴り出して歌が包み込んだときにもう眠りそうだった、眠っていたかもしれない。歌はちゃんと聴いていたけれど、歌のあいだ目をつぶってしまう、半分は眠りの中だった。いつもギターで歌うのだけれど、展示のテーマa cote de toiあなたのそばに、というのをもとに歌ったといううたは演奏前に何度も試し試ししていた鍵盤での演奏でした。もう少し早く行けたなら焼き菓子を買ってみたかったな。
the long goodbye