映画の日

新しい年になった。12時間以上も眠っていて朝はちゃんと起きたけど、まだいくらでも寝れそうな感じだった。朝はお雑煮を食べた。大晦日の夜に書こうと思った年賀状も結局、眠ってしまって書けなかったので、午前中に年賀状を書いた。元旦には届くことはない年賀状だけど、2014年1月1日と日付を書いたのは本当にその日に書いたものなので嘘のない年賀状だ。年賀状を書き終わってやることがないので、年賀状をポストに出しに行って映画を見に行くことにした。僕は映画が好きなんてこと平気で言ったりしてたかもしれないけど、本当に好きなのだろうか、だって2013年に映画館に行ったのはたった1回だけでしかもアナ・トレント出演の「ミツバチのささやき」という古い映画だけなのだった。新作映画の動向などもちっともチェックしていない。実家のある場所には日本で営業している映画館の中で最も古い木造の映画館があって、僕はその古い映画館の雰囲気が好きなので、実家に行って時間があれば、この場所に映画を見に行きたいと思っていて、この日も行ってみた。1000円で見れるチケットがあったから出そうとすると今日は映画の日だから1000円で見れますと言われて引っ込めた。いつもの通りガラガラで観客は5人くらいだった。この日に見た映画は「もらとりあむタマ子」という映画だった。スポーツ店を営む実家で父親と二人で暮らす、だらけた生活を送る女の子が主人公の映画でマンガ読んだりゲームして寝転がっているところとか、食べるところとか、自転車乗ってるところとかほぼそんなだけの映画だった。そんなただなんでもない映画だったけれどちょっとした出来事は起こっていて飽きることなく終わっていった。エンディングに星野源の「季節」がかかったけど、いい歌だなあと思ったけれど、この映画の後はこんな風にいい歌だなあという雰囲気ではないよなあと思った。星野源よりSAKEROCKがエンディングとかコミカルな終り方がいいのになと思った。中学生くらいのとき富田靖子がいいなあとか思ってたんだけれどこの映画でちょっと出てきて今もいいなあと思った。