休日前

朝の通勤電車はいつもより空いていたような、遅くなった帰りの駅や電車の騒がしさはいつもより耳に障る感じだった。この感じはあいかわらず苦手だ。そんな騒がしさの中で家の床に積み上げられた本の山から取り出してきた本を読んでいた。その本に夢中になって家に帰ってきて布団の中でも夜中遅くまで結局最後まで読んだ。胸の中が騒がしくなる感じの本だった。前もそんな風に思ったと思い出した。胸の中が騒がしい感じはもっと味わってもいいなと思う。