サケロック - peanut

最近思いつく中で一番僕は笑っていたと思う。
音楽を聴きに行ったのに。
サケロックのレコ発ライブを見に渋谷クアトロへ行きました。
いや、サケロックってすごくいいバンドだな。曲も演奏も凄い楽しいし、かっこいい。

基本的にはインストなんだけれど、トロンボーンのハマケンこと浜野謙太くんの存在そのものとスキャットやつぶやきや謎のひとり演劇などがすべてひとつにつながって、これぞライブの醍醐味っていう感じで、いや、本当にすごく笑っていた。唯一、の歌もの「京都」は"君のことを考えてお茶を飲んでる僕がいる、僕のこと考えないでお茶を飲んでる君がいる"なんて少しせつないフレーズをギターカッティングの軽快なバックに乗せて歌われていていい感じです。

音楽を聴いていたら、なんか気分が軽くなって、笑っていたら、なんだか気分が良くなった。なぜか少しせつなく響いてくる瞬間もあったけれどなんか不思議な感じなのだ。

一見、無意味なことも決して無駄ではないと感じたりして、これは、本当に凄いと思う。

この日のライブは他にも出演者がガイガー、カセットコンロス、ヨロ昆撫、トウヤマタケオ楽団と盛りだくさんでどれもよくて、ずっと楽しめた。ヨロ昆撫のガレージ・カラオケなんていう画期的な音楽スタイルまで見ることができてハマケンの次に笑えた。ハマケンにはかなわない。

滝川クリステルの登場には本当に衝撃を受けた。（注：滝川クリステル本人は決してライブに出演していません。）