幸福な食卓

千葉の柏に出来たショッピングセンターに行く。
出来たばかりのショッピングセンターだけど実は何度も足を運んでいた場所。
天気がいいし用事もなかったので、mopsy flospyのアコースティック・ライブがフリーで見れるイベントがあったので足を運んだのです。心地よいライブを見た後にそのショッピングセンターの中にあるシネマコンプレックスに行って映画を見た。ちょうどいい上映時間だったのが「幸福な食卓」という映画でした。
イメージでほのぼのとして見ていられる映画だと思い油断していたら、まあそういう雰囲気ではあるんだけれど、なんだか気持ちの目盛がいちいち上がったり落ち着いたりそういう意味でなんだか忙しい映画だった。えっ、そうなっちゃうって感じでかなり切ない出来事がちりばめられていたわけですが、とてもまっすぐで気持ちのよい登場人物ばかりなのでとても心地よい映画だったと思います。
死という題材を扱っている映画を見るたびに思うことがあるんだけど、たとえば何かの間違えで急に死んでしまったとすると、きっと親は間違いなくとてつもなく悲しんでくれるだろうとか、他にも悲しんでくれる人はいると思うけれど、一人で暮らしていて恋愛とかもたいして積極的じゃなくなっている自分がなんとなく駄目に思えて、自分の親と同じぐらいに悲しんでくれる誰かとかちゃんと見つけるまで死ねないよなあとかちょっと思ったりする。まあまあ、親がいるだけでも幸せなことだけどね。逆を言うと生きたいと思うのはそういう存在に出会いたいと願っていることととか、そういう存在が出来たとしてどれだけ大切に感じているかということと同じかも知れないと思う。なんて、どうでもよくって、ただ好きに生きていたいだけなんだけどね。
映画を見た後小説を買って読んでみた。やっぱり、とてもまっすぐで気持ちのよい登場人物ばかりなのでとても心地よい小説だった。

幸福な食卓

幸福な食卓