そば職人への道
そば粉とつなぎの小麦粉に水を少しずつ加えながらまんべんなくなじませて
すべてが均一になじんだらひとつの種にまとめて
そば打ち台でまあるく平たくして
棒を使って伸ばして
薄く四角く伸ばして
どんどん薄く引き延ばして
薄くなった生地を折り畳んで
そば切り包丁でトントントン
釜で茹でたてをさっと冷やして
いっただきまーす!
朝早くから鈍行電車に3時間揺られて農家のお家でそば打ち体験。新年最初の通勤日に満員電車で思い切り押されて腰を痛めて一週間、それだけでなんだかちょっといろいろなことをやる気が失せてしまっていたのですけれど、ちょっと足を伸ばして食べるだけって思って出かけてみた。それでも人がそばを打っているのを見ていたら自分でもやってみたくなってやらせてもらった。腰は本調子ではないけれどやっぱり体を動かしてみるってことは大事なんだろう。噛み合いが悪い感じがちゃんと噛み合っていく感じがしてきて気分もよくなるのだもの。そばを同じ太さで切るのは難しくって僕のはちょっと不細工なそばだったんだけどね。打ちたてのそばは歯ごたえがしっかりしていてとてもおいしかった。雪が舞って寒い中、冷たい水でしゃきっとした気分にもなりつつ、薪ストーブで体をあたためて、お昼っから自家製の米焼酎をいただいてぽわーんっていい気分になっちゃったりもした。イノシシ鍋や鹿のしゃぶしゃぶなんかもおいしくいただいていい体験させてもらいました。ありがとうございます。日が沈むとまんまるな月がとても明るく光っていた。