理想的な過ごし方

朝5時前にまた強い揺れを感じ目を覚ましました。テレビのラックの上に乗っている小学生だった頃に初めて行ったディズニーランドで買ってもらったドナルドダックのぬいぐるみが下に落ちました。揺れに敏感になっていて小さなものでも夜中に何度も目が覚めます。これは少し大きい地震だなとテレビをつけると震度3の地震だったみたいですっかり目が覚めてしまいました。しばらくすると地震速報で実家の長野が震源地震が起こると繰り返していて様子を見守りました。でも警報だけで済んだみたいです。
週始めは普通に仕事だったけどみんなが何でもないみたいに仕事をしていてなんだかおかしな感じを持ってしまいました。自分も平然なふりをして仕事をしていたけれど、いつもより早くさっと家に帰ってしまいました。先月末の週末の休日はサッカーをしたり、もらった絵葉書で紹介してくれてた喫茶店に詩や写真の展示を見に行ったり、とても大好きな歌を聴きに行ったり、おいしいものを食べたり、海に行ったり、とても久しぶりに会う友達と喫茶店でおしゃべりしたり、その友達を連れてまた大好きな歌を聴きに行ったりしていました。昨日の夜に、楽しかったつい先日がうそみたいだねって友達からメールが届きました。僕はみんなが何でもないみたいに仕事をしていてなんだかおかしな感じだって返事をしたら、きっと平常心を保つためにいつもと変わらないことをみんなしているんだと思うって返事が来ました。なんだかハッとしました。テレビに映る映像には心が痛むばかりです。そのことは悲しくなるし拭えない気持ちだけれど悲しんだり落ち込んだりしている場合じゃなくて、今までと同じように生活をちゃんとして、そのうえでできることをやって行かなくちゃいけないんだなあと思いました。それから今までと同じように生活をちゃんとするというのは今まで当たり前って思っていたことは必ずしも当たり前ではないっていうことも心得たうえで続けたいと思いました。
つい先日の土曜日の夜は大好きなyojikとwandaのワンマンライブを大好きなムリウイで見ました。完全な生音で少しの照明とろうそくの光の中で本当に素晴らしい空気を感じていました。yojikとwandamyspaceを見てあとから知りましたが、この日の投げ銭地震の被災地への募金にするそうです。地震の次の日のライブをするということとか迷いもあったと思いますが、決して他人事だと思ってやっていた訳ではなかったということだったのです。とても素晴らしい歌と音楽でした。ありがとうございました。大好きなloopという歌も久しぶりに聴けました。

loop
秋の風がやってきて 家の戸をたたくんだ
忘れてはいませんかと 昔ばなしをはじめる

ずるいことをしたひとが こころのおくにすみついて
私を忘れてませんかととぼけた顔でわらう

ぼくというひとは どんなひどいことだってできる
理由はなんでもいい しなくてすんだのは
誰かがそれを 引き受けているから

たくさんすぎるとみんな同じ顔にみえるさ
話をすれば 別々の人間と気づくけど

自分以外脇役で 世界はぼくだけの舞台
見回すと皆おなじように 舞台を走り回る

きみというひとは どんなひどいことだってされる
今日は笑っていても されずにきたのは
どこかで だれかが 身代わりになったから

誰もが同じことをくりかえしているだけ
泣き笑う小さな幸せを 奪う権利はない
平等は存在しない

ぼくというひとは どんなひどいことだってできる
理由はなんでもいい しなくてすんだのは
誰かがそれを 引き受けているから